栄養不足が肌荒れの原因になることもある

なぜ栄養をとらなければならないのか

毎日スキンケアを欠かさずに行っていても、栄養バランスが乱れていれば意味がありません。栄養素は健康を維持するだけではなく、肌を若々しく保つ役割も持っています。そのため、野菜を避けたりジャンクフードばかり食べるなどして栄養バランスが偏ると、だんだん肌が荒れてしまうのです。具体的には、吹き出物ができやすくなったり、肌がべたついたり、赤みが出たりします。

栄養素をバランスよく取り入れているつもりでも、量が多ければ良いというわけではありません。肌に影響を及ぼす糖質や脂質が少ない食材でも、食べ過ぎれば栄養過多になってしまいます。また野菜だけを食べたり、ご飯を我慢するなど制限してしまうのも、バランスの良い食事とは言えません。主食、主菜、副菜を揃えることが大切です。

肌に良い栄養素とは何か

より良い肌質のために効果的な栄養素は、大きく分けて4つ挙げられます。まず1つ目がタンパク質です。タンパク質が含まれる食材には、卵、乳製品、牛ひれ肉や豚肉ロース、サバなどがあります。タンパク質は肌だけではなく、筋肉や骨も作る大切な栄養素です。2つ目は、ナッツ類やオリーブオイルなどに含まれる必須脂肪酸です。肌の乾燥を防ぎ、水分を保ってくれます。

3つ目は米や芋類に多く含まれる食物繊維です。腸内環境を整えて便秘を改善し、吹き出物をできにくくします。4つ目はビタミン類です。肌の健康に保ったり、血行を促進することができます。ビタミン類はレバーや果物、緑黄色野菜などに多く含まれています。こうした栄養素を積極的に取り入れて、肌荒れを防ぎましょう。